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ここは新宿。とあるエディトリアルデザイン会社のスタッフblog

カテゴリー「山田のお気に入り」の記事一覧
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「脱皮コレクション」
のぞいてみませんか?
生きものたちの秘密の時間を。

監修 岡島秀治
写真 新開孝
写真 関慎太郎

日本文芸社
定価1,470円



一皮むけたな。

なんつって。
人間も時々脱皮するわけで。

大人になってみたり
人間が出来て来たり

精神的なターニングポイントだったりする瞬間。
そういう時の一皮。。。
まぁ、これは例えであって、
ホントに皮がずるむける訳ではない。
何の例えかと言えば、
それはもう、自然界の生き物達。


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生き物にはリアル脱皮で成長する奴らは多い。
昆虫はもとより、カエルや蛇、亀だって脱皮する。
カニや、エビも脱皮を繰り返して成長して行く。

って、習ったから知識として知ってるけど
・・・見た事ある?
・・・図鑑に載ってる?

本でも映像でも
実は画像として見られるものはほとんど無い。
(山田の知るかぎりでは・・・)

ホントに脱皮してんの?
マジ?



マジです!
その証拠がこれ。

「脱皮コレクション」

この本には、古今東西の脱皮の名手達が
様々なスタイルの脱皮を披露!
門外不出の「その時、その瞬間」を
定点コマドリ連続写真で網羅!
神秘的な瞬間も
恥ずかしい瞬間も
全ての現場を抑え!
こんな素敵な本になってしまいました!
(素敵な本にしたのはうちの岡野さん!)

全国の脱皮マニアにも
まだ一皮むけてねーなーと
最近悩んでいるあなたにも

お勧めです。
面白いです。


文責:やまだ

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 「地球家族」
世界30カ国のふつうの暮らし
 
TOTO出版
1893円+税
 
ワールドビジネスサテライトで
西原理恵子が「スミスの本棚」
というコーナーで紹介していた本。
 
頭の隅に残っていたので
本屋で見つけた時、つい買ってしまった。
僕の中で「子どもに見せたい本」の1冊。
 
サブタイトルにもあるように、
ごくごく一般的な家庭を厳密に選び
一家族が持つ、家財道具を全て家の前に出して
家族とともに一枚の写真に納まるという、
思いついても誰もやらないような企画を
1994年の「国連国際家族年」に合わせて計画し
実行した報告本がこれ。

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世界中のどの家族も、いたって普通で
普通な幸せと、普通な不幸との間の
普通な日常を送っている様子が、
フォローするサブ写真から見て取れる。
しかし、
国によって家財道具の質も内容も量も違う。
牛や羊が家財道具の一部だったり。
家そのものが家財道具だったり
電化製品がラジオだけだったり、
高級車が4台並んでいたり(普通の一般家庭でだよ)
小さな家に、どうやって押し込んであったのかと思う程
山のような家財道具だったり・・・は、勿論日本の写真。
 
僕の収集癖と溜め込む性格からすると、
モノが無い生活なんて考えられないのだが、
逆にモノに支配されている感もしっかり味わっている。
スナフキンの言葉に
「もちものをふやすということは、ほんとにおそろしいことですね」
というのがあって、ものすごく共感するんだけど
僕はスニフと同類なのだ。


文責:やまだ

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『100かいだてのいえ』
『ちか100かいだてのいえ』
いわいとしお
偕成社

絵本という世界も、次から次へと
新刊が発売される元気なジャンルではあるが、
本当の意味で子どもたちの人気を勝ち得、
何度も重版がかかる絵本は、実は少ない。

そんな中、発売から2年間で、
57刷も刷られに刷られまくった絵本が有る。

それがこの『100かいだてのいえ』という絵本だ。

この本は、まず、本を横にして前に置く。
表紙を上から下へ下ろすようにひらく。
読み手は、主人公と一緒に、縦に長い見開きを下から上に、
まるで100階建ての家を登って行くかのように、
読み進めてゆく。そして、10階分上がり切ると
ページを上から下へとめくる。

10階ごとに違う住人(生き物)が住み、
その住人ごとに特色のある部屋を、
その住人の生活を垣間みながら登ってゆく。と、
100階で待っていたのは・・・
そして、そこから見える景色は・・・

ページをめくるという行為が、
次の階は?次の階は?という子どもの好奇心を刺激し、
細やかに描かれたイラストが、想像力と遊び心を刺激して。
何度も何度もこの家を登って行く事を面白がる。

シリーズ2冊目の『ちか100かいだてのいえ』も同じように
本を横にして前に置き、
今度はページを下から上にめくって行く。
主人公の女の子と一緒に、見開きを上から下へと読み進め
地下深くへと降りて行く。

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作者は少し前まで、メディアアーチストとして
デジタルの世界の最前線で活躍されていた岩井俊雄さん
ウゴウゴルーガやDSソフトのエレクトロプランクトン、
ヤマハのTENORI_ONなどを製作して来た
マルチクリエーターでもある。
僕が、かねてからリスペクトしている一人だ。
「最近ナニしてんのかな?」と思っていたら・・・
絵本作家なんかしてました。

出来上がってくる作品は、
突飛で可笑しい(変)物ばかりなのに、
中身は論理的で無駄がなく、全てに意味が有る。
発想が柔軟で、目的のために取る手段の引き出しが
尋常じゃなく幅広い。(結果、目的は最後までぶれない)
技術的には最先端なのに高尚な壁がなく、
スッと手が届くような柔らかい作品。
そんな作風にいつも感心してます。

テレビの番組でも特集されているものを見た事がある。
しゃべり方も物腰も柔らかいくせに、言ってる事が面白くて
なんだこのおじさんは?!と驚愕したものです。
この人の人間力にもリスペクトしてます。

あー。

話が尽きない。

えーと。つまり

電子書籍だ、タブレット型端末だ。スマートフォンだ。
技術や物に振り回される自分が情けない。
そういうことです。

面白さや好奇心は、技術や物ではなくて中身に在るのであって。
器が足りていればなにも、最新技術や最新機器でなくても十分。
むしろ、面白さや好奇心の本質を、ドウすれば伝えられるか。
アイデアと工夫。そこが大事なんだなー。

デザインも要は
その「本質」とか「核」とか「伝えたい事」を
いかに自然に、スッと贈れるか、深い所へ届けられるかが肝で、
それは道具やメディアが変わろうとも
やる事は変わらないお仕事、という事です。

この絵本は、
本てまだまだ色んな可能性があって
アイデアと工夫次第でどこまでも面白くなるという
お手本です。
本づくりのプロと言う立場にいると
意外と発想が凝り固まって、先が見えなくなってしまうものですね。
創造の限界をあっさり作ってしまいがちな思考に
もっと風を通さないと。。。
(会社の会議では全然出ないんだよねー)

脳が元気に、自由に創造できるように。
楽しく、面白く、創造する幸せをもう一度。

まとまった?てない?

文責:やまだ

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アシェット婦人画報社
上下セット4,500+税

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大型書店で平積みになっていたこの本を手に取り、パラパラと見て「これは買いだ!」という衝撃が走った。即座に平積みの山の中腹から1セット抜き取りレジに向かう。(並んでから値段見てビビった)
俗に言う「衝動買い」というやつだ。

「コドモノクニ」という児童向けの雑誌が出版されていたということは、以前、国際子ども図書館(上野)の展覧会を見に行って知っていた。なんと言う展覧会の時だったか、戦前・戦中に出版されていた児童向けの雑誌の挿絵がいくつか展示され、その質の高さに目を見張った記憶が有る。その展示物の中に「コドモノクニ」の挿絵もあった。
この画集は、「コドモノクニ」に書き下ろされた挿画の傑作をまとめたものである。

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「コドモノクニ」は、大正・昭和初期の児童向け雑誌だ。
戦前の雑誌だが、その絵の面白さ、楽しさ、明るさ、アイデア、表現力、その他諸々、全てをひっくるめて「子どもにこそ良い物を」という気概を感じさせる質の高さ、志の高さを感じた。
昭和も半ばを過ぎて生まれた僕でもどこか懐かしく、しかし、絵によっては衝撃的な程、斬新で、新鮮な印象を感じてしまうものもあり、時間を忘れて見入ってしまう。

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童話や詩などを寄稿した文人も、挿絵画家として参加した絵師の面々も「名作選」に偽わり無いお歴々。
岡本帰一、武井武雄、初山滋、清水良雄、亀倉雄策、川上四郎、深沢省三、村山知義、東山新吉(魁夷)、本田庄太郎、竹久夢二、松山文雄、伊藤孝、深沢省三、福田新生、恩地孝四郎、安井小弥太、古賀春江、岩岡とも枝、北沢楽天、横山隆一、室井犀星、内田百聞、土門拳、中原淳一、サトウハチロー、草野心平、小川未明、西條八十、北原白秋、野口雨情・・・書ききれない。僕でも知っているような大家が、子どもの為に創作した絵や文というのも面白い、しかも、子ども向けといっても決して「幼稚」ではない、挿絵の範疇を超えて「アート」の領域にまで達する絵のスゴさは感動モノだ。「デザイン」と言っても良いような挿絵もある。日本画からのタッチも有れば、洋風な空気を持った絵もアリ、と、様々。良い歳こいたおっさんでも、こうして夢中で頁をめくってしまうのだ。

出版業界全体にデジタル化が進み、簡単に高速で高品質な印刷物が可能になった今でも、ここまで「出来た雑誌」は有るのだろうか。更にこれからは印刷しない出版物、デジタル本が出版(もはや版ではない、配信)されていくような「高度情報化社会」という将来を眺めると、こうした「情感豊かな出版物」がこの先、未来につくられるのだろうか。
童謡の頁を開くと自動的に歌が流れ、絵が動き、絵をクリックするとその動物なり、モノの詳細な説明(写真や動画を含む)が別ウィンドウで開き、関連書籍へのリンクが張られている。という、どこまでも正しく正確な「情報」としてのデータが続く「コンテンツ」。それは悪い事ではないが、下手でもお母さん、お父さんが歌ってあげる事や、一枚の絵の奥へと潜って行くような、想像力の世界の広さにはかなわないのではないかと、思ってしまう。

ただのお気に入りなのだが、昨今の出版業界事情とからめて、もやもや考えてしまった。



衝動買いの常習犯で、「失敗」という前科も多いが、この画集は久しぶりの「大当り」。

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1950年代初頭からアメリカで誕生した
デザイン・グループ「PUSH PIN」
その制作スタイル、表現力、作品群は
アメリカのグラフィック界に衝撃を与え、
そのまま日本にも伝わった。

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「絵好き」を自負する僕ですが、
その視線や興味は、ほとんど
アニメや漫画の方ばかり向いていて
「イラストレーション」については全くの無知。
勉強不足。

ぶらりと寄った銀座グラフィックギャラリーで
公開されていた展覧会「THE Push Pin PARADIGM」

そこには、粟津潔、宇野亜喜良、横尾忠則・・・えーと、
名前が出て来ないけど、他にも60年代から活躍して来た
デザイナー、イラストレーターの作品の中に
「見た事ある」テイストが盛り沢山。
日本のデザイン、イラストレーションに
強烈な影響を与えた事が「見て」わかる。
あらゆるイラストレーションの原点があり、
今でも遜色無く使えるアイデアの博覧会。
見本市。
バーゲンセール。

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「PUSH PIN」の活動期間の中から
数多くのイラストレーター、
グラフィクデザイナーが登場しているようですが、
今回の展覧会では「シーモア・クワスト」
「ミルトン・グレーザー」「ポール・デイビス」
「ジェームズ・マクミラン」の四人をピックアップして
印刷物や原画などを交えて、200点ほど展示していました。
しかし、この四人が描いてきた
様々な表現、あらゆるタッチのイラストに圧倒されます。

ブラックなユーモアから、ただフザケただけのようなタッチ。
イラストの中に吸い込まれるような表現から
平面を飛び出し、迫ってくるような圧力を感じるタッチ。
時間や感情、雰囲気まで表現しうる表現の幅。
ディフォルメされていくことであらわになる内面。
テーマ。メッセージ。
イラストレーションて、まだまだ何でも出来る気がして来た。

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反面。
最近見て来たグラフィックデザインやイラストの中にも
「プッシュピンが原点だったのか」と思えるものがいくつか。
様々なデザインも、手描きがデジタルになり、
より細かく、洗練されてはいるが、
その基本となるアイデアや表現の多くは、まだ、ここ、
この範疇から脱する事が出来ていないのか?とも思えた。
とはいえ、
こっちが先だからオリジナルで、以降はマネ。とかでは無く。
過去の様々なテクニックを、知ってやるのと
知らないでやれないのでは大きく違う。
たとえ同じ様に描いても、時代の空気を含むことで
今の表現になっていくと思う。
色々見て、学んで、
片っ端から引き出しに放り込んでおきたい。


「THE Push Pin PARADIGM」
銀座グラフィックギャラリー(11:00〜19:00)
9月2日(木)〜9月28日(火)まで。

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ロニー・デル・カーメン著、この本は本人の自費出版らしい。

以前もお気に入りで紹介した
「Three Trees Make a Forest」という画集の
三人目に登場するイラストレーター。
(本業はピクサーの人)
絵が上手いのは当たり前。
そこから先は見る側の好みの領域だけど、
この人の絵はモロツボ。
お気に入りどころではなく、超好み。
線も色もバランスも造形も雰囲気も、全てがしっくり来る。
そういう絵ってなかなか出会えるモノではない。

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もう一冊欲しい!と思ったら、
本国の方でも在庫切れだとか・・・ショック。
画集も有るらしいのだが・・・

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二回、渋谷に行くと一回は寄り道する、
おしゃれな本屋さん。「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」
フロアの奥半分がデザイン事務所になっていて
土曜日に行くと、時々働いているデザイナーがいたりします。
売られている本はセレクトされた古本、新刊、
雑誌のバックナンバー、海外の雑誌などなど。

作り出すスペースと、売り出すスペースが同居していて
なおかつ、生まれたての新刊と、
方々の家を回って来たであろうベテランの(古)本が同居していたり、
一風変わった、存在感のある店舗です。
そのチョイスにもマニアックなこだわりがちりばめられています。

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今回のお気に入りのこの小冊子は、
この書店?デザイン事務所?の変わった試み。
「編集」とはなんぞやを知る為のワークショップで制作された本。
もう一冊置いてあった気もするが、とりあえず、
関心のある二冊を購入。売り上げはNGOへ寄付されるとのこと。
テーマを決め、切り口を考え、取材し材料をそろえ、構成してまとめ、
デザインして印刷して、本の形にした物を、
「売る」ところまでカバーするワークショップのようです。
「作っただけ、内輪で満足するだけ」で終わらずに、
出ていくところまで、「ちゃんと作れば伝わる」
「つまらない本は売れない」「売れるという『評価』」等々
そういうリアルな、出版の意義やモチベーションの維持まで
しっかりと学べるようです。

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コンビビアも小冊子を作っています。
楽しんで作り、「無料」という形で配布するので
ある意味、趣味&自己主張のための媒体ですが、
今後は「取材」とか、「研究」とか
題材やテーマを決めてから作り上げる、少し踏み込んだ形の
小冊子にまで成長すれば良いなぁと思いました。
会社的にはその気はないようなので、
勝手な僕の妄想ですが。


文責:やまだ

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2009年12月15日から2010年2月14日まで、埼玉県立近代美術館にて催された小村雪岱展に「偶然」行った。

全くの予備知識無し、偶然とたまたまと、気まぐれが重なって行った美術館でやっていた展覧会でした。
美術系の雑誌で特集されていた事だけは覚えていて、最近の日本画家かな。くらいの感覚でいました。オムラセッタイだと思い込んでいたら「コ」ムラセッタイと読むらしい。

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▲売り切れてしまったカタログ。再版で購入


そこまで無知だった事もあってか、先入観やよけいな価値観を待たずに作品を見る事が出来て、純粋に感動できてとても良かった。
というか、若干興奮気味に、静かな(人もまばらな)フロアで一人、舞い上がってました。

なにより泉鏡花の著書の「装幀」のクールさにクラクラ。
カッコイイ!

人を描いていないのにドラマチックな「風景画」にガクガク。
カッコイイ!!

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▲問答無用の格好良さ。


アングル、トリミング、場面描写、細筆で描かれた挿絵にアワアワ。
カッコイイ!!!

つんと澄ました日本美人の描画にドキドキ。
モエーーーーーー!!!!

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▲「春告鳥」部分抜粋


人一倍「絵」や「イラスト」を見て来た(と自負する)僕が、久しぶりに「絵」を見て盛り上がってしまった。
明治、大正、昭和と生きた、マルチ日本画家・小村雪岱。
その名を深く心に刻みました。
「絵」を武器として縦横無尽に腕を振るい、装幀から挿絵、デザイン(資生堂に在籍していた)、舞台美術と、多彩な活躍をしてみせた雪岱。
カッコイイ・・・。

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