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ここは新宿。とあるエディトリアルデザイン会社のスタッフblog

カテゴリー「大友のお気に入り」の記事一覧
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たまには季節にちなんだ物を・・・

ということで、今回のお気に入りはこれです。

 

 

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The Night Before Christmas

 

 

仕掛け絵本です。

 

とにかく作りが凄い!

こんな仕掛け、よく考えたな・・・

という一言に尽きると思います。

 

この本に関しては

あんまりコテコテと絵を描いたり色を塗ったりせず

割と面で魅せている所も好きです。

 

色紙を切って貼って作ったような雰囲気。

印刷で色が分けられているところもありますが

同じ色でも重ねて貼ることで立体感を出していたり

冬の感じに合ってると思います。

 

 

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この立体を設計したのは

robert sabuda(ロバート サブダ)」さん

という有名な方。

 

この方の仕掛け絵本はどれもが凄い。

少し前に話題になった方なので

知っている方も多いかも知れません。

「アリス」や「ピーターパン」の仕掛け絵本は特に有名だと思います。

 

ただ、サブダさんの本の中でも

この本は、絵がコテコテしていないので

折りと仕掛けの見事さが分かりやすいかと思います。

 

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開こうとすると・・・

 

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だんだん飛び出してきて・・・

 

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ババーン!!

本の見開きに街が1つ立体で再現されました。見事!

 

 

 

この季節、クリスマスカードなどで

いろんなギミックのカードを見かけたりもしますが

こんな本もいかがでしょう。

一家に一冊。

 

 

 

 

 

 

おまけ

サブダさんの別の仕掛け絵本を、もう一冊

 

FAIRIES

 

 

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色んなところが飛び出すので賑やか。

眺めているだけでも楽しい本だと思います。

こっちのほうが「サブダさんの絵本っぽい」かも知れません。

 

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でっかい建造物もドドーンと飛び出します。

 

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しかも裏側を見ると

柱の陰に魔女がいたり、昼寝をしている人がいたり・・・

細かな所まで見応えがあります。

 

 

 

僕は、こういう本を見るときに

「ここが、こうなって・・・ああなって・・・ふむふむ、なるほど」

と、仕掛けをじっくり見るのが好きなのですが・・・

 

ここまで凄いと見ているだけで頭の中が

こんがらがってしまいます

 

 

文:大友









 

拍手[2回]

皆さんは地球がどんな形をしているかご存じと思います。

そうです、球体です。

 

写真やテレビ、あるいは教科書などで観ていると思います。

 

では、昔の人はどうでしょうか。

飛行技術などもなく

地球の形を確認する術を持たない時代。

人は地球の形を想像しました。

 

大地はどこまで広がっているのだろう。

どんな形をしているのだろう。

その外側は、一体どうなっているのだろう

 

様々な時代や地域、民族、思想などによって

これまで数多くの大地が想像されてきました。

例えば、大地は円盤形で、

その下には亀に乗った象が支えている

というのは有名だと思います。

 

今回は、そんな様々な大地をまとめた本をご紹介します。

 

 

 

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絵本なので、だれでも楽しめるようになっています。

しかも仕掛け絵本です!仕掛けが満載!!

 

 

 

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最初の頃は、自由な発想の大地。

丸い大地、四角い大地、基本的には平面の地球です。

コロンブスの時代あたりから地球が丸くなり始めます。

完全な球なのか、洋なし型なのか、あるいはラグビーの様な形か

そして地球の内部は一体どうなっているのか。

空洞?土?水?

 

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時代によって、少しずつ今の地球に近づいていく様が

観ていてとても面白いです。

 

「人は知識の中でしか動けない」

という言葉があります。

時代とともに地球の形に関する知識を得て

知恵を絞り、推測し、地球の形を導き出してきました。

 

しかし、知らないが故の自由な発想もまた

観ていてとても面白いものです。

 

事実を基に導かれる結論は皆同じでも、

無からの発想は皆が違うもの。

発想は自由、想像は無限大。

そんな頭の柔らかさが良いな。

と思わせるような1冊でした。

 

昔の人たちの想像力は凄い!

 

 

 

文:大友

 

 

 

 

 

 



 

拍手[1回]

行ってきました、ワンピース展!!!!

 

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いつかこの場でワンピースについて紹介したいと思っていました。

そしてついにその時が来ました。

 

あまりマンガやゲームの事ばかり語ってもと思っていたのですが

今回の展示の事や15周年という事もあり、丁度良い機会と思いましたので

ご紹介させていただきます。

 

もの凄く売れまくっているマンガなので

多くの方が既に知っているかと思いますが

ONE-PIECE(ワンピース)」は

週刊少年ジャンプで連載されている、海賊が主人公の冒険マンガです。

ゴムゴムの実を食べて手足がゴムのように伸びるようになった主人公ルフィが

「ワンピース」という財宝を目指して仲間たちと冒険します。

 

連載が始まってから15年。

当時中学生だった僕は夢中になって読んでいました(もちろん今でも読んでます)。

 

 

 

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▲コミックス61巻から、第二部というわけではありませんが、新展開を迎えました。

 主人公が再び冒険に出るこの巻では、あえて第1巻と同じ構図で描かれています。

 

 

 

さて、前置きはこのくらいで

今回のワンピース展についての話を少し。

 

今まで、漫画家の展示やイラストレーターの展示はありましたが

一つのマンガタイトルのみでの展示は、希なケースだと思います。

そして、今回の展示はマンガの作者である尾田栄一郎さん自らが監修をされています。

 

行ってみて思ったことは「力の入れ方がハンパない」という事でした。

ただ展示してあるだけでなく、色んな仕掛けや遊び心が至る所に散りばめられており

「観る」というよりも、マンガの世界観を「体感する」ような展示でした。

今回の展示にあたり、尾田栄一郎さんは「シェア」という言葉を展示のキーワードにしたそうです。

・一つのマンガをみんなでシェアする

・尾田栄一郎さんの世界観を、尾田さんと読者でシェアする

の二つのシェア。

 

この、みんなでシェアというのは

例えば展示中に人の列が出来てしまうと、後ろの方の人は見えない。

前の方に大人が立つと、子供は何も見えない。

そんな事を避けるために、部屋の色んな高さに展示物を置き、

列を作らないで、部屋のどこにいても展示を楽しむことが出来たり、

原画をいっぱい展示して大人が楽しめるスペース、

等身大フィギュアや仕掛けを使い、子供が楽しめるスペースなど

様々なアプローチで展示スペースを分け、なるべく多くの人が同時に楽しめるようになっていたり

マンガのコマがもの凄く大きく引き延ばされていて、それを部屋中に展示することで

まるで自分たちがマンガの中にいるような感覚になったり。

誰が行っても楽しめるような工夫が満載でした。

 

また展示の順番も、物語の進行と連動させているので

一度展示を見るとコミック7冊分くらいを一気に読んだような感覚になります。

 

そして、その数ある展示スペースの中でも特に感動したのが「映像」

コミックのイラストをデジタル上で切り貼りして音楽と一緒に映像にしているのですが

これが想像よりも遥かに感動的でした。

原画をパソコン上に取り込み、人物の各パーツ、背景、文字などを丁寧に切り抜き

再構成して、部分的に少しずつ動かしていくような作業だと思いますが

その動きがとっても丁寧な作りになっていて、本当に感動しました。

映像の内容も「冒険」「仲間」とそれぞれのテーマに沿った映像作品があり

特に「仲間」の方の映像は視界を涙でにじませ方も多かったのではないでしょうか。

 

展示の最後の方のエリアでは

壁面に今までのカラーイラストが一挙に展示されていて、

部屋の中央には、作者の尾田栄一郎さんの仕事場が再現されていました。

再現されてた仕事場の机の上には、いつも使っているであろう画材やネタ帳、

描きかけのイラストなどが置かれていました。

 

同じ部屋の一番奥の壁には

スクリーンで、尾田さんがイラストを描いている手元を撮影されたものが

映像として流れていました。しかも本人の解説付きです。

どんなことを考えながら絵を描くのか、構図を決めるのか、色を選ぶのか

キャラクターを描く上で注意している点、仕草や表情への気配りなど

 

なるほど、これが尾田さんと読者間でのシェアに繋がるのですね。

 

 

全ての展示を見終えると、スタッフから来場者特典が手渡されます。

中身は「ビブルカード」

原作ではキーになるアイテムの一つを、今回の展示用に制作したもの。

 

▼絵柄は主人公のルフィが出ました。

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ただ作品を観るだけの展示ではなく、

作品の中に入り込んだような気分になれる展示で

とても有意義な一時を過ごさせてもらいました。

 

 

 

 

 

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▲目録、パンフ、フライヤ、CD、クリアファイル、ビブルカード、袋

 

 

 

 

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▲おまけ 読者を驚かせたり喜ばせたりするのが大好きな尾田さんらしいイラストやグッズ。

 (写真下の海賊船は、今回の展示のグッズではありません)

 

 

 

 

 

 

 

文:大友







 

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東京スカイツリーが完成して話題になっていますね。

今回はスカイツリーにちなみまして

 

両国の江戸東京博物館というところで

ザ・タワー 都市と塔の物語

という企画展がありました。

スカイツリー完成記念の企画です。

 

 

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そもそも行くきっかけになったのが

展示の一部分に、僕が以前画いたイラストを使用していただいていることです。

 

以前、『ヴィジュアルBOOK 旧約聖書の世界と時代』という本に掲載されたイラストを

今回の企画の展示に使いたいとの連絡を出版社経由で受けました。

そりゃあもう喜び勇んで観に行ってきました。

 

展示に使っていただいたのは「ジックラト」と「地図」

 

 

 

 

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展示されていた場所は、最初のプロローグ「二つの塔 バベルと仏塔」

割と入ってすぐの所に展示されていました。

 

塔の起源、世界で最初に塔として建てられたのはどこなのか、そして何の目的で建てられたのか。

時代や場所によって塔が建てられる理由や、その形状も様々です。

バベルの塔は旧約聖書に出てきた塔で、人間が自らのおごりで

神をも超えようとする高い塔を建てようとした為に神の怒りを買ってしまいます。

その元とされているのがジックラトと呼ばれる塔です。

 

 

そこからは、時代の流れになぞらえて

塔がなかった江戸時代、

近代都市(エッフェル塔・浅草の凌雲閣・通天閣)

東京タワー、通天閣の再建

スカイツリー

と、展示が続いてゆきます。

 

それぞれの塔の建造前の図面や

塔にまつわる絵画や双六などが展示されており見応え充分。

 

たとえば、日本では明治までというものは存在していませんでした。

お城よりも高い建物を建ててはいけなかったためです。

そこで人気を博したのがミニ富士山

今と違い、富士山まで誰でも行かれるわけじゃなく、塔もない。

山登りも今ほど気軽に出来るようなレジャーではありません。

そうなると人工的に作られた、ちっちゃい富士山に登るのです。

日本の各地にミニ富士山があり、観光地化されていたそうです。

など。

 

展示の中で印象に残ったのはパリのエッフェル塔。

1889年の万博のために建てられたエッフェル塔ですが

実はエッフェル塔の建造が決まる際、対抗案でもう一つの塔の案がありました。

「太陽の塔」という塔です。(もちろん岡本太郎さんの太陽の塔とは関係ありません)

デザインも全く違い、電飾を大量に使い、地下にも繋がっている塔の案でした。

 

塔の高さはほぼ同じ。

図面と模型が展示されていて比較できるようになっていました。

結果的にはエッフェル塔の方がデザイン的にも万博に相応しいということで決まったそうです。

建築家の案よりもデザイナーの案が採用されました。

 

普段、僕たちは最終的に決定したものしか観ることができず

対抗案や、形が決まるに至る経緯はなかなか観ることが出来ません。

実はこの途中経過を観ることが面白かったり、

それを観ることで、最終的な形を観たときに納得がいく物が数多くあると思います。

 

エッフェル塔が各国に与えた影響は、それは大きなものだったと思います。

しかし日本がフランスに与えた影響も大きく

葛飾北斎の富嶽三十六景ならぬ、エッフェル塔三十六景というものが存在していました。

これはちょっと驚きました。

 

 

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また、エッフェル塔は万博の為の塔なので、万博の終了とともに取り壊される筈でした。

しかし次回の万博でも使用するということが決まり、取り壊さずに済んだそうです。

残っていて良かったエッフェル塔。

 

さらにはエッフェル塔の増築計画もあったそうで

いろんな増築案が展示されていました。

完全に壁で覆ってしまい原型がほとんど分からなくなってしまうものや

螺旋状に線路を敷いて電車で上れるようにするなど、かなり奇抜な案もありました。

この増築案が、本当に色んな案のイラストがあり、ここだけでも見応え充分。

 

他にも浅草十二階や通天閣、東京タワーに関しての展示があり、想像以上のボリュームでした。

 

今、スカイツリーが話題ですが

その前に、東京タワーや通天閣などを、改めて調べてみるのも良いかもしれません。

 

 

 

おまけ↓

 

 

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この地図のスカイツリーが、なんともシュール。










 

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3.11の震災から1年が経とうとしています。

解決出来ていないことは山積みのまま。

この1年で、何が進展したのだろうかと考えてしまいます。

 

テレビのニュースでも取り上げられる頻度が徐々に減っていき

被災地から離れる程、だんだんと忘れていく方も多いかも知れません。

 

震災の直後は、震災、原発関連の本が数多く出版され、

書店でも特設コーナーをよく見かけました。

数ある中、僕が購入したのはこの2冊。

 

体験した人たちの記録の本と、それを応援する人たちの祈りの本です。

 

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PRAY FOR JAPAN」は震災の12分後に立ち上げられWEBサイトです。

世界中から沢山のメッセージが寄せられ、沢山の人がそれを見て感動しました。

そして翌月には書籍として出版されました。

 

今読み返しても、熱いメッセージがいっぱいです。

世界中の力強い祈りの言葉がぎっしり詰まっています。

言葉は本当に強い力を持っているんだと改めて思い知らされます。

 

 

「震災で本当にあった泣ける話」には

震災の日を戦った人たちの記録が記されています。

タイトルは「いかにも」な印象を受けてしまいますが

震災の日に何が起こったのか、何を思い、感じたか。

色んな方々の実体験が詰まっています。

 

 

震災から1年。

今も苦しみ続けている方が沢山いること。

今も戦っている方が沢山いると言うこと。

まだまだ物資は足りていないということ。

忘れてはいけないことは沢山あります。

 

あるマンガにこんな台詞が出てきます。

 

「かわりになることが出来ないなら、せめて勇気づけよう」

 

 

被害に遭われた方の代わりになることは出ないかも知れません。

出来ることは極めて少ないかも知れません。

それでも、何が出来るのか「考え続ける」ことが大切なんだと

再認識しました。

 

 

※書籍「PRAY FOR JAPAN」は、2012227日よりiPhoneiPadAndroidアプリとして電子書籍でも配信開始したそうです。

 

 

 

文:大友







 

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科学って難しそう。

そんな事を考えている方にオススメしたい本があります。

それがコレ↓

 

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感じる科学

理解しようとか、小難しい話をしようとか

そんな本ではありません。

近くに置かれていたパンフレットも良い感じです。


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宇宙年表

宇宙が誕生した頃の年代は「すごく昔」と表現されていました。

イラストも力の抜けたタッチなので、構えずに読めると思います。

 

本に書かれている内容は

「光」や「万有引力」「相対性理論」「進化論」など。

生物などについては、ほとんど触れていません。

というのも、この本の著者のさくら剛さんは学者でも研究者でもなく

「相対性理論について説明したいライター」なのです。

相対性理論オタクを自称していますが、あくまでもライターです。

なので、相対性理論について理解できるか、というよりは

なんとなくニュアンスは分かる、程度の理解になると思います。

 

本の冒頭で「○○学入門」でも、まだ難しいと感じる。

むしろ『「○○学入門」入門』が必要なんだという説明がありました。

難しい言葉なんて出てきません。知識があまりなくても読めます。

 

バカバカしい例え話が多数あるので

ゲームやアニメを知っている人なら

思わず「クスっ」と笑ってしまう部分も多々あります。

あんまり詳しく学ばなくて良いけど、ちょっと知っておきたい

くらいの方にオススメ。

家で寝っ転がりながら読める本です。

 

「相対性理論入門」入門

いかがでしょう。

 

 

文:大友
 

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「アール・ブリュット・ジャポネ展」という展示の話です。


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「アール・ブリュット・ジャポネ」とは、フランス語です。

 

アール→アート(芸術)

ブリュット→生(き)の

ジャポネ→日本

直訳すると「日本の生(き)の芸術」です。

 

絵を描くとき、作品を作り出すとき、

多くの人は、誰かに見られたときの事を考えると思います。

僕もそうです。

「情景が伝わるだろうか、他の人が見て分かる絵だろうか」

と、考えながら絵を描きます。

学校の課題や、コンクールで絵を描く人は

評価、審査をする人の目を気にしながら描くと思います。

 

デザインの仕事なんてなおさら。

まさに「人に見せるための仕事」です。

もとからある文書や情報を

ほかの人が見たときにより見やすく

より分かりやすくという事が目的です。

 

しかし「生きの芸術」は、そうではありません。

人に見られることを目的としません。

ただ感情の赴くまま絵を描きます。

 

例えば「キリン」というタイトルの絵があります。

確かに動物らしきシルエットが描かれていますが

?????

首も描かれてないし、キリンの要素がない・・・

けど、それでいいんです。タイトルはキリン。

描いた本人が、そうタイトルを付けたのなら、それはキリンです。

 

考えれば解読できそうなものもあります。

例えばコレ。

日記だそうです。

 

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模様のように見えます。

塗ってある部分を取り払って

こうしてみたらどうでしょう。

 

 

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こうすると文字っぽいですね。

画面の上の方に「月」「日」らしき文字も見つけられますし

下の方には「へらいたかのり」という名前も読み取れます。

 

 

こんな絵もありました。

 

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風景です。町です。

鉄道が走っていたり、河が流れていたりします。

 

この絵、すべて記憶だけで描いているそうです。

じーっと風景を見つめ、帰ってきてから記憶を頼りに黙々と絵を描き続ける。

 

他にも電車の形を全て把握している人の絵。

60年以上も前の風景を鮮明に思い起こして描かれた絵。

 

どれもこれも、夢中になって観てしまいます。

描いている人も、本当に夢中になって描いていたのではないでしょうか。

時間や収入なんて概念、あるはずもないでしょう。

 

たとえその絵が何なのか分からなくても

描いた人の感情やエネルギーがそのままストレートに絵になっている様は

とてもエネルギッシュな作品ばかりで本当に圧倒されました。

 

わかりにくくていい。理解されなくていい。

そんな世界もある。

ということを改めて感じさせてくれる展示でした。


文:大友



 

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「フレデリックバック展」 に行ってきました。


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まず一言、率直な感想は 

本っっっ当に行って良かった!!!!

素晴らしい展示でした!

 

フレデリックバックさん、知っている人には有名な

「木を植えた男」というアニメーションを作った人です。

初めて「木を植えた男」を観たのは専門学校1年生のとき。

学校の先生が「これは観ておきなさい」と言って授業中に観せてくれました。

 

衝撃でした。

 

アニメとは思えないほど丁寧に描かれた、色鉛筆のようなタッチの絵が動きだします。

キャラクターに台詞はなく、音楽とナレーションのみで物語は進み、

絵、動き、ストーリー、どれを取っても凄いの一言。

更に凄いのは、30分程のこのアニメーションを、フレデリックバックさんが

ほぼ一人で作り上げたということです。ちなみに制作には5年も掛かったそうです。

そしてもっと凄いのは1987年に映画が公開された直後、

この映画に影響されて世界中で植樹運動が行われたこと。

一人が作り出した映画によって、世界中に影響をもたらしたのです。

 

すぐさま先生からビデオテープを借りて何度も観て、

DVDが出ていると知ってはお店に取り寄せてもらって購入して、

iPodを手に入れてからは家の外でも観ていたほどです。

初めて見たときから10年たった今でも、観る度に感動してしまいます。

おそらくこの先も、いつ観ても揺らぐことの無い名作。

 

そんな人が描いた絵を、直に観られる機会に恵まれました。

原画が観られる! アニメーション以外の絵も観られる!

 

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今回の展示では、「木を植えた男」の原画やコンテ、イメージボードの展示はもちろん、

フレデリックバックさんが、2歳の頃に描いた絵から

ほぼ描いた年の順に、これまでに描いた絵が展示されていて

まるでフレデリックバックさんの人生、成長の過程を見ているようでした。

 

凄い感動。

 

幼い頃から自然や平和に関心を持ち、農業や炭鉱で働く人、自然の多い風景などが印象深かったです。

動きのある人物、人々の暮らしの情景、切り取られた風景、

鉛筆、木炭、インク、ガッシュ、リトグラフ、セル・・・

さまざまな画材を使った様々な絵が豊富に展示されていました。

特に、セルに色鉛筆で描き重ねられた絵は

本当にキレイで、しばらくその場で見惚れてしまうほど。

 

さらに仕事のジャンルも豊富で、本の挿絵、壁画、テレビのセットのデザインや店の内装、

レストランのメニュー表、仕掛け絵、ポスター、そしてアニメーション。 

 

とても一日では見きれず、二日間掛けてやっと全体を観ることが出来ました。

けど、まだまだ。もっと丁寧に観ようと思ったら二日間でも全然足りません。

それだけのボリューム、それだけの密度でした。

 

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後日談ですが、どんぐりのストラップを買うと後日に
どんぐりが送られてくると言うグッズが売っていました(写真:下)。

家でどんぐりを育て、数年経って大きくなったら
「NPO法人どんぐりの会」の協力のもと、山へ返すというものだそうです。

今月の頭にどんぐりが届いて、現在どんぐり育て中です!

芽が出るのは春頃になるそうです。

 

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