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ここは新宿。とあるエディトリアルデザイン会社のスタッフblog

カテゴリー「大友のお気に入り」の記事一覧
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今回紹介しますのは「nid」という雑誌です。

雑誌名の「nid」は

ニッポンの

イイトコ

ドリ

の頭文字を取ってnid

日本語ですね。覚えやすいタイトルです。

内容も、日本の文化やモノを紹介しています。

以前、古本屋でvol. 8vol. 10を見かけて、

良い感じの本を見つけたと思って購入しました。

その後、書店で最新号を探していたら、そこには

バックナンバーも置かれていたので数冊購入。

最近のは表紙の雰囲気が少し違います。

以前は写真だったのが最近はイラスト。

紙質も光沢ではなく、落ち着いたマット。

並べてみると更にビックリ、サイズが少し違います。

奥付をみてみると、制作に関わっている方々が結構代わっています。

なるほど、リニューアルされたのでしょうか。

誌面もよく見てみると雰囲気が少し変わっています。

リニューアル後の方が文字が少し大きくなっています。

表紙のイラストも味があって、とても良い感じです。

日本の物作りや文化を見るのは面白いですね。

写真の撮り方も魅力的だなと感じました。

文字と写真の見事な組み合わせを見ると

写真を撮る取材の段階から、既にレイアウトのことも考えているかのような……

取材にデザイナーの方も同行されているのでしょうか。

最近、日本の伝統文化や農業を見直そう、という動きを感じます。

とても良いことですね。

職人が作り出すモノは今も昔も素晴らしい。

残したいニッポンのイイトコが詰まっています。

文:大友

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最近「いいね」という雑誌に注目しています。

キャッチコピーは「暮らしをひとつあたらしく」

月刊誌ですが、毎月、特集によって雰囲気がガラッと変わります。

まずサイズが面白いです。

B5よりも少しだけ高さがあり、B5よりも幅が狭い。B5変形とも違うようです。

開いたときに正方形に近い印象を受けます。

表紙の雑誌タイトルが縦に組まれているのも面白いです。

いっぱい揃えると、いいねがいっぱい。

なんか良いですね。

特集のテーマも

下着、ハーブティ、お風呂、チョコレート、みそ……実に様々です。

共通の軸としてはオーガニック素材を使って暮らしを少し良くしよう、という印象です。

そしてテーマが変われば誌面も変わる。

イラストがメインだったり写真の展開で見せたり。

書体はゴシック体が基本で、あまり特殊な文字を使ったりせず

あしらいもシンプルです。文字と写真の組み方で見せているので読みやすいです。

広告も徹底していて、チョコレート特集の時はチョコレートの

下着特集のときには下着の広告と、広告内容まで特集に合わせているので、

一冊を通してワンテーマに特化しています。

最近人気が高まってきたのか、発売日から数日過ぎると品切れ

なんてことも増えてきました。

これから注目される雑誌かも知れません。






個人的にはvol. 10のみそ特集が特にお気に入り。

過程での作りかたも載っているので

読んでると作りたくなってきます。

文:大友

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YUKARI」という本を紹介します。

キャッチコピーは「日本の大切なモノコトヒト」

名前の由来は縁(ゆかり)から。

毎号、日本の様々な文化がテーマになっています。

日本の森、稲と米、日本の家、お茶、言葉など。

モノに拘らず、広く捉えているのも面白いです。

「稲と米」の特集では、お米の種類や米作りにとどまらず

収穫のあとの藁の使い方、藁細工や工芸品など

周辺のことにも触れています。

ただ、特集内容によってジャンルが変わるので、書店ではかなり探すことも……

前号は書店のお茶のコーナーにあったのに、最新号は旅行雑誌のコーナーに、

なんてこともあります。

「ファッション誌」や「料理雑誌」のように特定のジャンルでは無く

日本の文化に関わるもの、という幅広いテーマだからこそですね。

最近、伝統工芸や農家を継ぐ人が少なく、

職人のが継承されないまま失われつつあると聞きます。

こういった雑誌を通して

もう一度、職人の技や日本の文化を見直すきっかけになって欲しいですね。

仕事と向き合っている瞬間の職人の眼差し、超かっこいいです。

文:大友

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少し前の話ですが、電子ブックリーダーを購入しました。

楽天の「kobo」というリーダーです。

電子書籍とはどんな物か、知っておきたいと思いました。

しばらく使ってみて、長所と短所が少し見えてきましたので

現時点で分かったことを載せておこうと思います。

初めに感想を言いうと「思っていたより使いやすい」です。

ただジャンルによって向き不向きがあります。

そして使い方次第では紙より重宝する場合もあります。

大きな長所としては、データの共有。つまり、途中までkoboで読んで

続きからスマホで読む、という事も出来るのです。これが使ってみるとなかなか便利。

自宅にkoboを忘れて出かけても本を読めます。

そして電子ペーパーとデジタルインクが以外と見やすい。

というか目が疲れにくいのです。太陽の下でも読みやすく暗いところではバックライト

しかもスマホのように眩しい光では無く、優しい光。

ついでに言えば電池の持ちが良いです。23週間くらい持ちます。

解像度の点では、まだ発展途上だという印象でした。(文字サイズの変更で多少はカバーできる)

あとは色の中間調があまり出ません(16階調)おまけに紙に比べるとコントラストも弱い。

なのでイラストや写真は今ひとつ。

書籍の価格とラインナップについては出版社による所も大きいと思うのでまた別の機会に。

という訳で、いろいろ読んでみての感想は

マンガや雑誌は圧倒的に紙媒体。

特にマンガは、カバーの折り返しや本体表紙の「作者の遊び」が

電子書籍では反映されていない事があまりにも残念。

その代わり小説など文字主体のものは電子書籍に向いていると思いました。

やはり文字のサイズが変えられるのは強みですね。

(エディトリアルデザイナーの立場としては複雑ですが

現状では電子ペーパーの表現力の問題もあり

紙媒体とは棲み分けがなされているといった所でしょうか。

これがもっと発達していけば電子書籍でも満足できる人が増えるかも知れません。

電車の中でも手が疲れること無く読めるのは素直に嬉しいです。

強いて言えば防水モデルを作って欲しいところですが。

紙媒体のデザインに携わる身としては

「コスト削減のためコート紙と上質紙で」ではなく

もっと本の内容に応じて、紙媒体の個性と特性を活かすために拘った書籍を作り出して

その結果として紙の書籍がもっと盛り上がれば良いと思っています。

そのためには知識も技術ももっと上げていく必要がありますが。


文:大友


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この本、いま売れているそうです。

新聞でも紹介されていました。

「親子で読める絵本」だそうです。

内容は、心についての様々な疑問とそれに対する回答です。

例えば

お化けは、なぜ怖いの?

いのちって何?

かなしみは、いつ消えるの?

怒りっぽい人とそうでない人がいるのは、どうして?

など、こころに関する色んな疑問が満載です。

こどもでも読めるよう、文字は大きく、総ルビです。

けれど「子どもが読む」というよりは

親子で一緒に考えながら読む、という趣旨の本だと思います。

もちろん大人が一人で読んでも良いと思います。(私こどもいませんし)

テーマによって、この答えには賛同だ、もしくは、私の見解はちょっと違う

おそらく人それぞれでしょう。

心の問題は多くの場合、答えが一つではないので

あくまでも「考えるきっかけ」であって

答えは自分なりに考えるものなのかなと感じます。

こころについて考える機会は、普段あんまり多くないような気がします。

いまこそ、どうでしょう。


文:大友


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先日、ある展覧会に行ってまいりました。

2月にお気に入りで紹介しました「磯野宏夫さん」の原画展です。

去年の12月からずっと楽しみに待っていた原画展です。

磯野さんご本人に会えることも心待ちにしていたのですが
それが叶うことはありませんでした。

磯野さんは5月に心不全でお亡くなりになられたそうです。

ですので、今回の展示は遺作展になります。

展示会場で、少しだけご遺族の方と話をさせていただきました。

是非、色々な方々に観に来て欲しいとのことでした。

撮影許可も頂きましたので何枚かアップ。

今回の展示では、ゲームのパッケージに使用された絵も展示されてます。

ゲームのイラストについては、ゲーム会社が著作権を持っているため

実際の展示で見ることが出来るのは今回だけかも知れないということでした。

私にとっては、20年間夢にまで見た絵の原画です。

会場に到着すると、やはりゲームで使用されていた絵の周りは混んでいましたので

別の絵から観ることにしました。
そして最初の一枚の絵を眺めていたら、涙が止まらなくなってしまいました。

近くにウィルソン株が描かれた絵も並べられていたので
この絵も屋久島がモチーフなのでしょうか。

恐ろしいほど緻密に書かれたイラスト、以前の紹介でも書きましたが正に一筆入魂の繊細さ。

筆の重ね方で、質感や厚さを巧みに変えていたり、

筆で塗った後に鉛筆で強めに描いて、それによって紙がへこむのを効果的に使っていたり

これでもか!これでもか!と言わんばかりのほとばしる情熱が伝わってきます。

一枚一枚に込められている情熱と情報量が凄まじいです。

展示で驚いたのは、パネルに紙を貼り付けて描かれた絵に関しては
そのまま展示されていたということです。

ガラスなど通さず、文字通り「直に」見ることが出来ます。

おそらく、どれだけ語っても、どんな言葉を用いても、どれだけ写真や画像をアップしても

これらの絵の凄さを伝えきることは到底できないでしょう。

圧倒された。の一言に尽きます。

展示会場は一部屋でしたが、じっくり眺めていたら3時間経っていました。

磯野さんご本人に会うという夢は叶わないものになってしまいましたが

絵から伝わる情熱と魂は、確かに受け取ってきました。

展示は15日の日曜日までです。

絵や自然に少しでも興味のある方、是非!お薦めです!

私も、時間が許せば土日どちらかあるいは両方、再び観に行きます。

文:大友


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話題になっているそうですね。この本。

内容は、色んな人が色んなブログで語っているかと思うので

私はイラストについて語ろうと思います。

最初に書店で見かけたときにイラストが気になりました。

おそらく筆で、ほとんどシルエットのみで描かれたイラスト。

ほとんどシルエットなのですが、線に強弱やかすれがあるので

なんとなく温かみを感じるイラスト。

僕の場合、普段、犬や動物の絵を描こうとすると

毛並みに沿った線を描こうとか、

目には表情が出るので少し可愛らしく描こうかとか

いろんな事を考えてしまいます。

けど、この絵にはそういった部分が感じられません。

無理に可愛く描こうという邪念(?)がないのです。

それなのに表情も感じられるし、どことなくかわいい。

なんか不思議な絵だなとぱらぱらと中身をめくっていると

同じタッチのイラストが複数ありました。

手法は同じ。

シルエットだけなのに犬種もちゃんとわかる。

本の中身は14の短編。

各話の中にそれぞれイラストが描かれています。

本の挿絵というと、写真をそのまま使っていたり

表情や細部まで綿密に描かれたイラストをよく見かけますが

このイラストは、ないようのイメージとしては

最大限の効果を発揮しているなと感心しました。

筆のタッチも、よく合ってます。

内容とのベストマッチにお気に入り決定です。

文章:大友

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僕の原点といっても過言ではないイラストレーターを紹介します。

この方のことを語り始めると、いくら語っても語り足りないので

やや長文になることをお許しください。

 

 

去年の年末に購入し、

現在、我が家の宝物になっている画集があります。

 

その画集のイラストレーターは磯野宏夫さん。

「聖剣伝説2」のパッケージイラストといえば

分かる方も多いかも知れません。

僕は中古で購入したので

箱のパッケージはありませんでしたが。

(欲しかったなぁ……箱)

 

 

130215_oo01.jpg

箱がないので

イラストを眺めるには

攻略本やサウンドトラックCDなどを見るしかありませんでした。

ちなみにサウンドトラックは今でもi-Podで聴いています。

 

 

小学校の頃、聖剣伝説2のゲームソフトを購入し

オープニング画面の見事さに圧倒されました。

もちろんゲーム自体も大好きでしたが

オープニング画面だけを何度も、何度も、

夢中になってずーっっと眺めていたことを覚えています。 

電源を入れると、最初は黒い画面に風の音だけが流れ

ピアノの静かな音と共に少しずつ画面が広がっていき

音楽の盛り上がりと共に画面が一気にわっと広がっていき

フラミンゴの群れが一斉に飛び立つ

なんと美しい映像なのだろうと

小学生ながら、心から感動しました。

 

中学校に上がると教科書をみてビックリ。

社会科の公民の教科書の表紙を描かれていました。

この頃にようやく名前を知ることが出来ました。

 

学生の頃は探してもなかなか情報がなく、

書店に行くたびに「画集とか出てないのかなぁ」と

探したのに見つからなかったものです。

 

それ以来、なかば諦めていて、忘れかけていたのですが

ある日、ふと思い出して検索してみると

あるじゃないですか!

ホームページ! と、画集!! しかも4冊も!!!!

磯野さんのホームページにて画集の購入フォームがありました。

もちろん4冊全て購入。

 


130215_oo02.jpg

 

 

画集は自費出版されているそうです。

どうりで書店を探しても、なかなか見つからないわけですね。

 

翌々日、画集が届いてビックリ。

全ての画集に直筆のサイン!

しかも宛書まで入ってる!

 

本を開くと、そこには素晴らしいイラストの数々

とても緻密に描かれたイラスト。

一筆一筆にまで魂が込もっているような繊細なタッチ。

堂々と生い茂る樹木たち。

壮大な絵を前に圧倒されるしかありません。

眺めているだけで目頭が熱くなってくる思いです。

 


130215_oo03.jpg

 

 

130215_oo04.jpg

 

なんと美しい、繊細なイラストたち…


130215_oo05.jpg

 

 

やっと画集でこのイラストを拝見することが出来ました!

素晴らしい!

小学生の時の感動が甦り、

また新たな感動が込み上げてきます。

素晴らしい物はいつ観ても素晴らしい。

おそらく10年後、20年後あるいはもっと先にこの絵を見ても

同じように感動すると思います。

 

ちなみに右ページのイラストと左ページの下が聖剣伝説2

左ページの上のイラストが聖剣伝説3のイラストです。

 

130215_oo06.jpg

 

 

とても細かく描き込まれていて、離れて観ても、近くに寄って観ても美しい。


130215_oo07.jpg

 

 

とにかく密度が凄い!

まさに一筆一筆…一筆入魂の繊細さ。

これだけの色の数、手数にも関わらず全体のバランスもきちんととられていて

絵を見る度に新たな発見があり、ずっと眺めていると絵の中に引き込まれていきます。

 

 

 

また、3冊の内の1冊は画文集となっておりまして

湯本貴和さんという、生態学を専攻されている理学博士の文章と

磯野さんの絵が、惜しみなくふんだんに使われています。

内容は熱帯雨林についての説明と

今、いかに熱帯雨林が危機に瀕しているかという現状が

書かれています。


130215_oo08.jpg

 

 

この本には、磯野さんのイラストの解説も載っておりますので

そこも見所の1つです。

本の最後には湯本さん、磯野さんそれぞれの

後書きが載っているのですが

磯野さんの後書きの最後に、こう記されています。

 

 

以下、転載

 

本の出版は大切な森林資源の恩恵を受けて成り立つものです。

一冊一冊、いや1ページ1ページが、森のいのちを宿し、

永遠の存在であって欲しいという祈りを込めて、創ったのがこの本です。

熱帯雨林のすばらしさと、決して明るいとはいえない現状を、

一人でも多くのみなさんに知っていただければ、

これに勝る幸せはありません。

 

 

 

 

 

僕たちの仕事も紙媒体の仕事。

絵を描くにも文字を書くにも

出版物を作る上で紙は必要不可欠な存在です。

森の恩恵を受けるに足る、意義のある本を

作り出すことが出来ればと改めて思わされました。


文:大友











 

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